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狭山園の「ら」-蘭字 ・ Sayamaen’s ”ら”- Ranji

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狭山園店内に入り見上げると、浮世絵ポスターに混じって「JAPAN TEA」「EXTRA CHOICEST」という英語のような文字の入ったハイカラモダンな絵が目につきます。

これは、”蘭字”のラベルです

日本茶は、明治から大正時代にかけて欧米、特にアメリカに向け多く輸出されました。その輸出用茶箱に日本で印刷し、貼られたラベルを蘭字とよんでいました。「蘭」は、中国語で「西洋」、「字」は「文字」を意味します。昔、茶貿易においては先を行っていた中国と最初に茶の取引をした西洋の国がオランダだったことから、その西洋の文字が入ったラベルを「蘭字」と呼ぶようになったのではとみられています。蘭字は当時の日本の浮世絵の技術を生かし、木版印刷の多色刷りで当時としてはかなり手の込んだ印刷です。現在見つかっているものだけでも数千枚の蘭字が存在しています。

人物や生活や自然、動植物などがデザインに取り入れられており、アルファベット文字入りの四季彩豊かな日本の伝統文化と西洋の文化を融合させたようなデザインで、美術的にも浮世絵師の存在や、絵に描かれた風俗、英文字の書体で時代や文化的背景を知ることができます。二代歌川広重もこの茶箱絵を手がけ、「茶箱広重」とも呼ばれていたそうです。そうです、蘭字のルーツは「浮世絵」だったのです。

蘭字の魅力はただ、綺麗なデザインだな~。モダンで面白い絵だな~。というだけではありません。蘭字に描かれている文字や絵を読み解くことで、お茶の生産が全国に展開されていたことや、どんな品質のどんな日本茶が当時、輸出されていたのか、どんな海外商社がどのような方法で日本茶を販売していたのかを知る謎解きがができる、という楽しみがあります。あのジーンズメーカーとして有名な「Lee」の前衛となる会社もアメリカで日本茶を輸入販売をしていたこともわかっています。

写真やビデオではなく、当時の浮世絵師が描いた絵から、当時の日本茶を取り巻く様子や、海外に渡った歴史を読み解くなんてロマンがありますよね。 

さて、狭山園の店内に飾られた蘭字からは何がわかるでしょうか?ぜひ見上げてみてください。

 


Art of #Ranji #蘭字

From the end of the Edo period to the Meiji era, multicolored printing with Japanese motiofis called Ranji were used to decorate that Tea chests /茶箱 that were shipped overseas from Japan.
These make up an unusual piece of material among documents on Tea and other historical materials that still remind to this day.

Using the Japanese wood Block painting technique from the Edo period Ukiyoe / 浮世絵 and choosing motives with the foreign customers in mind,The design has a high aesthetic and the culture value and has therefore become an object of interest in recent times.

We decorate the Ranji prints at our store🍵

#ranji #蘭字#茶箱

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