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【取材レポート】まごころ銘茶シリーズの作り手・静岡県藤枝市の製茶工場の見学!

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狭山園に入るとずらっと並ぶ「まごころ銘茶」パッケージの静岡煎茶・深蒸し茶。

こちらのお茶を製茶してくれているのは静岡県・藤枝市にある製茶問屋「松田園」。狭山園先代からの50年以上の長いお付き合いがあり、信頼できる頼もしい狭山園の卸問屋さんのひとつです。松田園の自社製茶工場では、静岡の各地で生産された品質の良い「荒茶」を専属の製茶師さんが買い付け、おいしいお茶になるように「仕上げ加工=お茶に混じる余分なものを取り除ききれいに磨きをかけていく」商品にしていきます。

度々、取材のため自社製茶工場へ訪問していますが、今回はあらためてお茶製造現場の取材のため製茶師として活躍する 松田浩明 茶師 に特別に製茶工場内部を案内していただきました。(※一般見学はできません)

松田園の製茶工場では、半分加工が終わっている荒茶(第一次工程)を静岡茶市場などで買い付け、その荒茶の仕上げ加工(第二次加工)から販売までを行っています。

 

 

荒茶のイメージ

荒茶は一見すると、私たちがいつも飲んでいる煎茶のように見えますが、まだ、葉っぱの部分以外にも茎や粉や芽部分や、硬くて大きい部分の葉っぱが混じり合っています。そして水分量も5%くらいあるので長持ちしません。この状態で飲んでも、雑味や苦味、アンバランスな味わいの方が際立ってしまって、まだ「お茶」として飲めるものではありません。

 

 

この荒茶を、洗練されたうまみ・甘み・渋み・香りを引き出し磨き上げていくのが製茶師さんの経験と腕の見せ所です。素材の良さや状態を見極め、どう製茶したらそのお茶のもつ特徴やおもしろさを引き出すことができるのか・・・。ここが職人技なんです。🔥🍵 


①仕入れてきた荒茶や、仕上げ茶の品質をチェックする「拝見場」

②荒茶を保存する−15℃の冷蔵室 

③荒茶のふるい分け機 (総合仕上げ機で大小様々な葉っぱのサイズを均一に揃えます)

④選別機  (余分な茎や粉の部分をはじいていきます)

⑤火入れ機 (乾燥させ、水分量を3%にして保存性をUPさせる&加熱で香味もUP)

⑥合組機  (きれいに仕上げられたお茶をブレンドし味わいや品質を一定にします)

⑦出荷準備の梱包 (狭山園のお茶もここから発送されます)


同じ食材でも料理するシェフによって、出てくる料理が違うように、お茶も職人の技量や経験、センスによって同じお茶でも仕上がりが違ってくるといいます。そこがお茶作りの面白いところ!どんなにIT技術や機械のオートマティック化が進んでも、全てお茶に仕上がるようにプログラムされてしまったら、日本には同じ味の日本茶しか流通しません。🤔(それってペットボトルのお茶みたい?)

明治時代に発明された製茶機が、技術の発展とともに性能もパワーアップし、120年以上製茶の現場で活躍しています。約500年前から続く抹茶でのお茶文化、そしてその後、約280年前から始まった「急須でお茶を飲む」(淹茶法)文化とともに、手軽においしいお茶が家庭で飲めるよう、お茶を生産する人たちの工夫と努力が積み重なり、今では当たり前のようですが、急須に茶葉を入れてお湯を注ぐだけで、おいしい日本茶が飲めるようになりました。🍵✨

今では便利にお茶が飲める商品や道具もたくさんありますが、そもそものお茶がどうやって作られているのか見たり、知る機会はあまりありません。ということで、今回の取材の様子も動画で作成してみました。それぞれの加工過程にある機械の説明や、昔と今の製茶の違い、大豆の選別用だった機械をお茶にも使っていた!などおもしろいエピソードも満載です。 

狭山園のお茶作りの舞台裏、ぜひ動画でご覧ください。↓

 

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