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【いっぷく取材記事】「れがしー ~狭山茶の伝承~」 狭山茶をいち早く海外へ輸出した立役者たち

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毎年、新茶の時期と秋の蔵出し市に取材記事を掲載し、お客様へお届けしている 「いっぷく」

狭山園の商品の作り手たちや、商品にまつわるストーリーや背景にある歴史を追って、直接私たちが取材しています。

今回は”狭山茶ほのか”の生産地、埼玉県入間市にある博物館Alitのお茶大学の講座に参加したときの狭山の地でのお茶の発展についての講義の内容をまとめた記事です。

講義を担当する学芸員の工藤宏さんにお会いするのは二回目。

工藤さんは、狭山茶の歴史文化を研究しており、入間市を中心に各家々を訪問し、狭山茶の歴史や文化の貴重な資料を集め、それをまとめ、発表していますが、新たに見つかった資料も交え、興味深い話が続きます。

明治初めに狭山茶を海外へ直輸出するために入間に「狭山会社」なるものが設立されました。狭山茶って昔は昔は”八王子茶”とか、”根通り茶”なんて色々な呼び方で呼ばれていたとか、狭山会社を立ち上げた人たちは、日本の近代歴史の中でも注目される人たちで、海外に果敢に挑戦していった原動力がその後の、狭山茶の自園、自製、自販という全国の茶産地でもめずらしい独自のスタイルを作り上げ、味の狭山茶の地位に押し上げたのではと、お話されていました。

それぞれの地域に根付く文化的な背景はひとつとして同じストーリーはありません。これからの狭山茶の発展のヒントも過去の歴史のなかに見つけられるのかもしれません。

2024年10月 狭山園だより秋の蔵出し号「いっぷく」より。(店頭ではプリント版を配布中)※英語翻訳記事は準備中です。

#狭山茶の歴史

 

2024年秋の蔵出し号 いっぷく取材記事PDF 

English translated PDF(準備中)

 

 

 

 

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