狭山園ではAirbnb experience にて、外国人のお客様向けに英語やスペイン語での体験型日本茶のワークショップを開催しています。
今回のゲストはアメリカ・シアトル出身のマイケルさんです。実はマイケルさん、去年の夏に一度狭山園にお茶を買いにきてくれたことがあります。
改装後の狭山園に再来し、「きれいで素敵なお店になりましたね!前回購入したお茶や、狭山茶が飲んでみたくて来ました。」と、ワークショップを楽しみに来てくださいました。
マイケルさんは奥様が日本の方ということもあり、日本滞在中に日本の家庭で生活をし、「日本人にとっての日本茶文化」というものにとても興味をもっている様子で、「最初日本でお茶を飲んだ時は、おいしいとは思わなかった。でも奥さんの両親が淹れてくれるお茶を毎日飲んだり、こうやってお茶屋さんでお茶を買って飲んでいるうちに日本茶がとても好きになったんだ。出身のシアトルはコーヒーが有名だから、コーヒーも毎日飲むんだけど、こうやって日本茶のワークショップに参加するまで、日本茶にも興味がわいたんだ。」
と、色々な話をしてくれました。外国の方から見た「日本人と日本茶文化」、そして何を感じたかを共有してもらうことは、私たちが気づかない日本茶文化の変化に気づく機会でもあるのです。(ワークショップは参加者だけの体験ではなく、私たち体験を提供するお茶屋にとっても新しい体験のチャンスなんです!)
前回、狭山園に来た時に購入してくれたお茶は「前田茶師の合組茶」と普通煎茶でした。合組茶もおいしいと思ったけれど、狭山茶や深蒸し茶も試飲してみたいということだったので、それぞれの産地の煎茶の特徴や玉露・抹茶などとの製法の違いなどを説明しながら、お茶を試飲してもらいました。最後にマイケルさんに急須で合組茶を淹れてもらいました。急須の使い方は慣れたもの。。深蒸し茶よりも葉っぱは少し多めに・・。お湯は一煎目は少なめに、、じっくり冷まして淹れます。
まろやかでうまみのある合組茶がとてもおいしく入りました。
「こうやって飲み比べてみると、狭山茶や他の煎茶とは全然違う味わいだね。深蒸し茶もおいしいけど、僕はやっぱりこういうまろやかでソフトなお茶が好み。ところで同じ急須で煎茶やほうじ茶とかいろいろなお茶を淹れても問題ないのかな。。ところでシアトルのティーショップではこんなお茶が売っていて、、」とお茶談義は尽きません。
「僕が最初狭山園でお茶を買ったときは、どんなをお茶を買えばいいのか、どんな味わいのお茶があるのかとか、値段の違いは何だろうとかまるで見当がつかなくて、迷ってしまったけど、狭山園に来るお客さん(日本人)でもそういうことはあるの?どんなお茶を薦めるのですか?」
それは日本人にとっても同じ。人によっておいしさや味わいの好みは違うので、お茶の値段や、種類だけでおいしさをはかることはできません。だからこそ色んなお茶を飲んでみて自分の好みに合ったお茶を見つける楽しみと、おいしいお茶の淹れ方を体験してもらうことが大切です。
「お茶屋さんは敷居が高いから入りづらい」と思っている人こそ、マイケルさんのように自分から知りたい!おいしいお茶に出会いたい!と気軽に狭山園に来てもらえれば、きっと良いお茶との出会いが待っています。
マイケルさん一家は年内中にシアトルに帰国されるそうで、気に入ってくれた合組茶と、普段使い用に茎茶をお土産に購入してくださいました。
また立川に来た際には、狭山園でおいしいお茶を淹れてお待ちしています!
これから日本に来る・遊びに来ている外国人の友人や知人を誘って狭山園でわくわく日本茶体験を! 😃
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