11月下旬 南米コロンビアのボゴタ市 ロスアンデス大学の日本文化センターにて日本茶ワークショップを開催しました。日本語を勉強しているコロンビア人学生や、日本文化に興味のある一般参加者を対象に、実際に急須を使って煎茶の淹れ方を体験してもらいました。
コロンビアで日本茶というと茶道のイメージをもっている人が多いので「着物を着て座敷で形式的に行うセレモニー=お茶」と思われがちですが、日本での日本茶は茶道としての日本茶文化と、家で急須を使ってお茶を飲む時、2通りのお茶文化を持っています。ペットボトルで飲む日本茶も日本茶文化となりつつあるのかもしれませんが、まずは「本物の葉っぱの日本茶の味を、急須を使って、こころを込めて淹れて、味わう。」ことが大切だと思います。
急須の使い方や、葉っぱの量、お湯の量、お湯の温度などのポイントを伝えながら、自分で淹れたお茶、友達の淹れたお茶、2煎目のお茶、、いろいろ飲み比べしてもらいました。
スーパーマーケットで買うティーバッグのお茶や、ペットボトルのお茶とは違うのはお茶の味だけではないんです。その国の持っているお茶の歴史、そしてそのお茶が一番美味しく飲める飲み方でお茶を淹れて、みんなで飲む。そんなお茶文化を共有する過程があるかないか。
どんなにいいお茶を手に入れても飲み方を知らなかったり、淹れかたを間違えてしまったらもったいない!正しい日本茶の知識についても伝えることも大切です!