先日Zoomにて開催したオンライン狭山茶TIME#4。コロンビア在住日本茶アドバイザーのリカルド・カイセドさんをゲストにお招きし、南米でどこの国が一番お茶が飲まれている?どんなお茶が生産されている?そしてコロンビアの伝統のお茶、”アロマティカ”や、コロンビアで栽培、生産されているお茶について色々おもしろいお話を聞くことができました。
中でも興味深かったのが、ほぼ毎日茶器で日本茶をおいしく嗜むリカルドさんが感じる現地コロンビアの茶文化や、現地の人々お茶に対する嗜好や茶に求めることが全く日本と違うこと。緑茶、と聞くと、日本のように”おいしさ”や”癒やし”ではなく、”飲めば痩せるのか?” ”健康に効果があるのか”という考えがある人が圧倒的に多いと言うこと。現地コロンビアで販売されている緑茶は残念ながら低品質で苦いものが多く、日本の緑茶のように味わい深く、香りがよいものはほとんど流通してないからでしょう。
それぞれの国で食文化や人々の価値観、考え方により、日本ではみんなおいしいと常識的に思われている物でも一つ海を越えるとまた違う感性や考え方で捉える人もいます。
周りのコロンビア人の人からは、”日本茶変人”と思われているけど、自分の好きな”日本茶道”を貫くのは楽しそうなリカルドさん。オンラインイベントの動画は狭山園Youtubeからご覧いただけます。